おたまじゃくし
現在は東京で暮らしているが、出身地は福岡だ。
福岡県福岡市というそれなりに人もモノも多くて大きな都市なのだが、子供の頃は近所にちょこちょこと空き地を見かけた。
その空き地は当然舗装などはされてなくて、ところどころに雑草が生い茂り、雨が降ればあちこちに大小の水溜りが出来たものだ。
梅雨の長雨で大量に水を蓄えた土地は水溜りがなかなか消滅せず、雨がやんでからもしばらくの間消滅せずに残っており、その水溜りにおたまじゃくしがワラワラと泳いでいる光景を目にすることが多々あった。
子供の頃は何も考えずおたまじゃくしを捕獲することに精を出すばかりであったが、今考えるとあのおたまじゃくしはどこから来たのだろうと疑問に思う。
近所に常時ある水源といえば海(海のすぐ脇に住んでいた)だけで、そのほかに川や湖・沼などは一切無いし、もちろん田んぼなんてゼロ。
その空き地というのも普段降った雨でできた程度の水溜りはすぐに消滅してしまうし、取り立てて湿気が多い場所でもない。
おたまじゃくしがいるってことはその卵を産んだ親ガエルがいるはずだけど、普段カエルなんて全く見たことなんてなかった。
にもかかわらずおまじゃくしが発生してたなんて、どうなってたんだろうなぁ。
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